エンジニア採用は、他の職種と比べて格段に難易度が高い採用活動です。厚生労働省の調査によると、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は約1.6倍、製造技術者（開発）は2.18倍と、全職業平均の1.22倍を大きく上回っています。さらに経済産業省の予測では、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとされており、エンジニア採用の競争はますます激化しています。
こうした状況の中、「スカウトを送っても返信が来ない」「技術スキルの見極めができない」「採用活動にリソースを割けない」といった課題を抱える企業が増えています。そこで注目されているのが、エンジニア採用の専門知識を持つプロに業務を委託できる「エンジニア採用代行サービス」です。
この記事では、エンジニア採用代行サービス20社の特徴と費用を徹底比較し、サービスの選び方から導入の流れまで、採用担当者が知っておくべき情報をコンパクトにまとめました。
自社に最適な採用代行サービスを見つけて、優秀なエンジニアの確保につなげましょう。
エンジニア採用代行（RPO）とは？
採用代行（RPO：Recruitment Process Outsourcing）とは、エンジニアだけでなく、採用に関わる業務の一部または全部を外部の専門会社に委託できるサービスです。採用計画の立案から母集団形成、候補者対応、面接、内定者フォローまで、幅広い業務を依頼できます。
採用代行と混同されやすいのが「人材紹介（エージェント）」ですが、両者には明確な違いがあります。
| 項目 | 採用代行（RPO） | 人材紹介 |
| 業務範囲 | 採用業務全般を代行 | 候補者の紹介のみ |
| 関与度 | 採用プロセス全体に伴走 | マッチング時のみ関与 |
| 料金体系 | 月額固定型・従量課金型が中心 | 成果報酬型が中心 |
| ノウハウ蓄積 | 自社に蓄積しやすい | 蓄積しにくい |
採用代行は、自社の採用担当者として採用活動全体をサポートするため、採用ノウハウを蓄積しながら効率的にエンジニアを採用できる点が大きな特徴です。
採用代行に依頼できる業務内容
採用代行では、エンジニアを採用するための採用活動のほぼすべてのプロセスを委託できます。ここでは代表的な5つの業務内容を紹介します。
採用戦略の立案
自社が求めるエンジニア像を明確化し、効果的な採用計画を策定します。具体的には、採用ターゲットのペルソナ設計、競合他社の採用動向分析、採用KPI（応募数、面接設定率、内定承諾率など）の設定を行います。市場データに基づいた戦略的なアプローチにより、限られたリソースで最大の成果を出せる設計が可能です。
母集団形成
求人票の作成から各種媒体への掲載、スカウトメールの配信まで、候補者を集めるための施策を実行します。エンジニアに刺さる訴求ポイントの抽出や、技術スタックを適切に記載した求人原稿の作成など、専門知識を活かした質の高い母集団形成が期待できます。複数の採用媒体を効果的に運用し、自社に合った候補者を効率的に集められます。
候補者対応・選考
応募者への初回連絡から面接日程の調整、書類選考、合否連絡まで、候補者とのコミュニケーション業務を代行します。迅速かつ丁寧な対応により、候補者の志望度を維持しながら選考を進められます。サービスによっては、技術面接の代行やコーディングテストの実施・評価も依頼可能です。
内定者フォロー
内定から入社までの期間、候補者の入社意欲を維持するためのフォロー業務を行います。定期的な連絡、入社前研修の企画・実施、現場エンジニアとの交流会セッティングなど、内定辞退を防ぐための施策を実行します。この期間の丁寧なフォローが、入社後の定着率にも大きく影響します。
データ分析・改善提案
採用活動の各指標をレポーティングし、課題の特定と改善提案を行います。どの媒体からの応募が多いか、どの段階で候補者が離脱しているか、スカウトの返信率はどうかなど、データに基づいた振り返りにより、継続的な採用活動の質向上が可能です。PDCAサイクルを回しながら、自社の採用力を高められます。
【比較表】エンジニア採用代行サービス20選
ここでは、エンジニア採用に強みを持つ採用代行サービス20社を厳選して紹介します。選定基準は「エンジニア採用の実績」「対応可能な業務範囲の広さ」「料金体系の明確性」の3点です。自社の採用課題や予算に合わせて、最適なサービスを見つけましょう。
サービス一覧比較表
エンジニア採用代行サービスの中で特におすすめの20社を、特徴と費用も含め一覧にまとめました。
次で各社について詳しく解説していきます。
| No. | サービス名 | 運営会社 | 主な特徴 | 月額費用（目安） |
| 1 | 即戦力RPO | ミギナナメウエ | 50万件超のデータ活用、満足度97%超 | 30万円〜 |
| 2 | エンジニア採用代行 | ネオキャリア | グループ内エンジニア500名のノウハウ | 25万円〜 |
| 3 | まるごと人事 | マルゴト | 契約継続率95%、ベンチャー特化 | 45万円 |
| 4 | PRO SCOUT | VOLLECT | 800社以上の実績、成果報酬なし | 10万円〜 |
| 5 | LeIN | レイン | IT・DX関連98%、LinkedIn活用 | 要問い合わせ |
| 6 | core scout | シンギョク | エンジニア実績9割超、20媒体対応 | 33万円〜 |
| 7 | プロリク | プロリク | エンジニア副業人材とマッチング | 要問い合わせ |
| 8 | アイティ人事 | ア・ロッカ | ITエンジニア特化、必要箇所のみ構築可 | 10万円〜 |
| 9 | TECH HIRE | トラックレコード | 高度デジタル人材採用に強み | 要問い合わせ |
| 10 | Wamii Coach | ワミィ | エンジニア出身の採用プロが伴走 | 要問い合わせ |
| 11 | CASTER BIZ recruiting | キャスター | 4名体制、累計500社以上の実績 | 40万円〜 |
| 12 | 変革RPO | レジェンダ | 国内最大規模、700社以上支援 | 要問い合わせ |
| 13 | CORNER for COMPANY | コーナー | 人材領域特化、必要時のみ依頼可 | 要問い合わせ |
| 14 | HeaR採用代行 | HeaR | 独自ツール「HITOME」で分析 | 要問い合わせ |
| 15 | デジタル人材採用代行 | uloqo | デジタル領域特化、300社ネットワーク | 30万円〜 |
| 16 | 採用支援 | ポテンシャライト | ベンチャー・スタートアップに強み | 要問い合わせ |
| 17 | RPO | ランスタッド | 70ヶ国展開、グローバル採用対応 | 要問い合わせ |
| 18 | 採用代行・RPO | マンパワーグループ | 55年以上の実績、リピート率90% | 80万円〜 |
| 19 | HIGH-FIVE [HR] | クリーク・アンド・リバー | クリエイター・IT人材に特化 | 20万円〜 |
| 20 | ダイレクトソーシング | ダイレクトソーシング | LinkedIn日本初代理店 | 45万円〜 |
各サービスの詳細
1. 即戦力RPO（ミギナナメウエ）
50万件以上の独自データを活用し、エンジニア採用に特化した支援を提供しています。エンジニア採用で300社以上の実績があり、顧客満足度は97%超。CTOクラスのハイレイヤー採用にも対応可能で、面接以外のすべての採用業務を代行できます。
2. エンジニア採用代行サービス（ネオキャリア）
グループ会社全体で約500名のエンジニアを抱え、自社の採用ノウハウを活かした支援が強みです。エンジニア業務経験者がスカウト配信を担当し、職種理解の深さが評価されています。全国5拠点で対応可能です。
3. まるごと人事（マルゴト）
ベンチャー・成長企業向けに特化した採用代行サービスです。契約継続率95%と高い満足度を誇り、エンジニア職種の支援実績が最も多いのが特徴になります。専任担当者が採用計画から運用・改善まで一貫してサポートします。
4. PRO SCOUT（VOLLECT）
800社以上の採用代行実績を持ち、ダイレクトリクルーティングに強みを持ちます。成果報酬なしの料金体系で、コストを抑えながら質の高いスカウト運用が可能です。独自のノウハウを活かした高い返信率が期待できます。
5. LeIN（レイン）
IT・DX関連求人の取り扱い比率が98%と、エンジニア採用に特化しています。LinkedIn活用支援や日英バイリンガル対応も可能で、外国籍エンジニアの採用にも強みがあります。サポート継続率は80%超です。
6. core scout（シンギョク）
実績の9割以上がエンジニア系で、エンジニア・PM・CTOなどIT系採用を得意とします。ビズリーチ、Wantedly、Findy、LAPRASなど20以上の媒体で採用成功実績があり、最適な媒体選定から運用までサポートします。
7. プロリク（プロリク）
エンジニア採用に強い副業人材とマッチングできるサービスです。代表自身が7年以上エンジニア採用に携わっており、エンジニア市場や志向性に精通しています。スタートアップから大手まで100社以上の支援実績があります。
8. アイティ人事（ア・ロッカ）
ITエンジニア採用のプロ集団が、採用戦略からスカウト配信代行まで伴走支援します。必要な箇所だけ構築・改善できる柔軟性が特徴で、採用活動全体の構築・運用にも対応可能です。
9. TECH HIRE（トラックレコード）
CTO、EM、CDO経験者などの専門人材が多数在籍している企業です。高度デジタル人材の採用に強みがあり、採用ブランディングから採用広告運用まで幅広く対応しています。戦略設計から実行までワンストップで委託できます。
10. Wamii Coach（ワミィ）
エンジニア出身の採用プロフェッショナルが伴走するサービスです。課題やフェーズに合わせたカスタマイズプランを提供し、人事担当者のスキルアップにも貢献します。
11. CASTER BIZ recruiting（キャスター）
累計500社以上の採用支援実績があり、採用のプロが4名体制でサポートします。独自ツールで算出するデータと蓄積したノウハウをもとに、論理的な採用活動を実行します。
12. 変革RPO（レジェンダ）
国内最大規模の独立系RPOで、700社以上の支援実績とリピート率90%以上の高品質が特徴です。エンジニアを含む大規模採用にも対応しています。
13. CORNER for COMPANY（コーナー）
人材領域に特化したプロ人材のマッチングサービスです。必要な業務を必要なタイミングだけ依頼できる柔軟性があり、企業満足度92.1%、継続率93.8%と高評価です。
14. HeaR採用代行（HeaR）
独自分析ツール「HITOME」で媒体ごとの最適なスカウト文面や送付タイミングを可視化。採用コンサルタントと運用担当の2名体制で、戦略設計から施策実行まで柔軟に対応します。
15. デジタル人材採用代行（uloqo）
デジタル領域採用に精通したコンサルタントが、戦略設計から実務代行まで対応します。300社以上の人材紹介会社ネットワークを活用し、有効応募や採用決定にフォーカスした支援を提供しているのが特徴です。
16. 採用支援（ポテンシャライト）
ベンチャー・スタートアップ企業の採用支援に強みがあり、320社以上の実績があります。予算策定から採用媒体選定・運用、選考見極め項目設計まで幅広く対応可能です。
17. RPO（ランスタッド）
グローバルで70ヶ国にRPOサービスを展開している企業です。海外における採用知見が豊富で、バイリンガルのリクルーターも複数名在籍。グローバル採用やオンサイト対応も可能です。
18. 採用代行・RPO（マンパワーグループ）
人材サービス会社として55年以上の実績があり、クライアントリピート率90%を誇ります。採用支援に特化したセンターを保有し、大量の応募にも対応できる体制が整っています。
19. HIGH-FIVE [HR]（クリーク・アンド・リバー）
クリエイター・IT人材採用のプロフェッショナルが支援してくれます。コア・ノンコア業務、オンサイト・オフサイトなど、ニーズに応えるプラン設計が可能です。
20. ダイレクトソーシング（ダイレクトソーシング）
LinkedInの日本初正規代理店で、エンジニア中心メンバーの組織となっています。過去60万件、40種類以上の媒体のソーシングデータを活用した専門的な支援が受けられます。
エンジニアの採用代行の料金体系と費用相場
エンジニアの採用代行の料金体系は大きく3つに分けられます。それぞれの特徴と費用相場を理解し、自社の採用計画に合った料金体系を選びましょう。
月額固定型
月額固定型は、依頼できる業務内容があらかじめパッケージ化されており、毎月一定額の料金が発生する料金体系です。予算管理がしやすく、採用活動の進捗に応じてプラン変更やオプション追加も可能です。採用人数が増えても追加費用が発生しないため、複数名のエンジニアを採用する場合はコストパフォーマンスが高くなります。
業務範囲や稼働時間によって幅があり、ノンコア業務のみなら月5万円〜30万円程度、採用戦略立案から面接代行まで含む場合は月40〜80万円程度が一般的です。
従量課金型
従量課金型は、依頼した業務量に応じて料金が発生する料金体系です。必要な業務だけをピンポイントで依頼できるため、無駄なコストを抑えられます。「スカウト配信だけ」「応募者対応だけ」といった部分的な利用が可能で、スモールスタートに適しています。
スカウトメール配信は1通50〜300円、応募者対応は月2万円〜、面接スケジュール調整は月5万円〜が目安です。利用する業務内容によって総額が変動します。
成果報酬型
成果報酬型は、採用が決定した際に費用が発生する料金体系です。採用が成立するまでコストがかからないため、予算リスクを最小限に抑えられます。ただし、1人あたりの報酬額は高めに設定されるのが一般的です。費用相場は理論年収の30〜35%程度になります。
例えば年収500万円のエンジニアを採用した場合、150〜175万円程度の成果報酬が発生します。採用人数が少ない場合や、確実に採用したいポジションでの利用に適しています。
初期費用として10〜20万円程度が別途かかるサービスもあります。契約前に料金体系の詳細を確認し、自社の予算内で利用できるか見極めることが重要です。
エンジニア採用に採用代行を使うメリット5つ
エンジニア採用に採用代行を活用することで、企業は多くのメリットを得られます。ここでは代表的な5つのメリットを紹介します。
1. 採用担当者の負担を大幅削減
応募書類の管理、スカウトメールの作成・配信、面接日程の調整など、時間がかかるノンコア業務を外部に委託できます。
これにより採用担当者は、面接や内定者フォローといったコア業務に集中できるようになります。
特に少人数の人事部門では、業務負担の軽減効果は絶大です。
2. 専門知識を持つプロの支援
エンジニア採用に精通した専門家が支援するため、技術スタックの理解や職種ごとの採用市場動向を踏まえた戦略的なアプローチが可能です。
フロントエンドとバックエンドの違い、各プログラミング言語の特性など、専門知識が必要な場面でもミスマッチを防げます。
技術面接の代行に対応しているサービスもあり、より精度の高い見極めができます。
3. 採用スピードの向上
候補者への迅速な対応が可能になり、採用プロセス全体のスピードが向上します。
優秀なエンジニアは複数企業から内定を得ているケースが多く、スピード対応が採用成功の鍵となります。
採用代行を活用することで、候補者を待たせることなくスムーズに選考を進められ、他社への流出を防げます。
4. 費用対効果の最適化
採用代行会社は、どの媒体がどのポジションに有効かというデータを豊富に持っています。
そのため、効果の高い採用手段を選定し、無駄な広告費を削減できます。また、採用活動の各指標を分析し、改善提案を受けられるため、継続的に費用対効果を高められます。
結果として、自社だけで採用するよりも総合的なコストを抑えられるケースも少なくありません。
5. 採用ノウハウの獲得
採用代行会社とのやり取りを通じて、プロの採用手法やスカウト文面の書き方、面接での見極めポイントなどを学べます。
定期的なミーティングでレポートを共有してもらうことで、自社にも採用ノウハウが蓄積されていきます。
将来的に採用活動を内製化する際の基盤づくりにもつながります。
採用代行のデメリット3つと対策
メリットの多い採用代行ですが、注意すべきデメリットも存在します。ここでは主な3つのデメリットと、その対策方法を紹介します。
1. 社内にノウハウが蓄積されにくい
採用業務を完全に外部に任せてしまうと、自社に採用ノウハウが残らないというリスクがあります。特に丸投げ状態になると、将来的に内製化したいときに困難に直面します。
対策として、定期的なミーティングで採用代行会社と情報共有を行い、なぜその施策を実施したのか、どんな結果が出たのかを詳しくヒアリングしましょう。レポートを蓄積し、社内でナレッジ化することで、ノウハウを自社に残せます。
2. 初期の調整コストが発生
サービス導入直後は、採用代行会社との認識合わせに時間がかかります。自社の求める人物像、企業文化、選考基準などを詳細に伝える必要があり、この調整業務に工数がかかることがあります。
この調整コストを減らすためには、 キックオフミーティングで、採用要件を具体的に言語化し、書面で共有しましょう。曖昧な表現は避け、「○○の開発経験3年以上」「△△のフレームワークを使った実務経験」など、できるだけ具体的に記載することで、認識のズレを最小限に抑えられます。
3. 認識のズレによるミスマッチリスク
自社が求める人材像と、採用代行会社の理解との間にズレがあると、求める人材を採用できないリスクがあります。特に企業文化やカルチャーフィットの部分は、言語化が難しく齟齬が生じやすい領域です。
なので、定期的に進捗確認を行い、集まっている候補者の質をチェックしましょう。方向性がズレていると感じたら、早期に軌道修正することが重要です。また、書類選考の段階で現場のエンジニアにも確認してもらうなど、複数の目でチェックする体制を作ると安心です。
エンジニア採用代行サービスの選び方【5つのポイント】
数ある採用代行サービスの中から自社に最適なものを選ぶには、明確な選定基準を持つことが重要です。ここでは、サービス選定時に確認すべき5つのポイントを解説します。
1. エンジニア採用の実績と専門性
まず確認すべきは、エンジニア採用の支援実績です。「何社のエンジニア採用を支援したか」「どのような職種のエンジニアを採用できたか」を具体的に確認しましょう。
特に自社と同じ業界や企業規模での実績があれば、再現性が高く安心して依頼できます。また、担当者がエンジニア職種やIT技術について深い理解を持っているか、技術面接の代行が可能かどうかもチェックポイントです。
2. 対応可能な業務範囲
自社が抱える採用課題に対応できる業務範囲かを確認しましょう。採用戦略の立案から内定者フォローまで一貫して対応できるサービスもあれば、スカウト配信や応募者対応など特定業務に特化したサービスもあります。
また、スポットでの依頼や契約途中でのプラン変更が可能かなど、柔軟性も重要なポイントです。将来的に採用規模が拡大する可能性がある場合は、スケーラビリティも確認しておきましょう。
3. 料金体系の明確性
見積もりの透明性は非常に重要です。月額費用に何が含まれていて、何がオプション扱いになるのかを明確にしましょう。特に、追加費用が発生する条件（採用人数の増加、業務範囲の拡大など）を事前に確認することで、予算オーバーを防げます。
また、最低契約期間や解約条件も確認し、お試しで導入しやすいかどうかもチェックポイントです。
4. 担当者のコミュニケーション力
採用代行は、担当者との密なコミュニケーションが成功の鍵となります。問い合わせ時のレスポンスの速さ、提案内容の具体性、こちらの質問に対する理解度などから、担当者の質を見極めましょう。
定例ミーティングの頻度やレポートの詳細度も確認し、十分なサポート体制が整っているかを判断します。相性の良い担当者と出会えるかどうかが、サービスの満足度を大きく左右します。
5. 自社の採用フェーズとの適合性
自社が現在どのフェーズにあるかによって、最適なサービスは異なります。
採用活動をゼロから立ち上げるスタートアップなら、戦略設計から伴走してくれるサービスが適しています。既に採用体制が整っている企業なら、ノンコア業務のみを委託できるサービスが効率的です。
また、ベンチャー企業向け、大企業向けなど、サービスごとに得意とする企業規模があるため、自社に合ったサービスを選びましょう。
まとめ
エンジニア採用は、求人倍率の高さや専門知識の必要性から、他の職種と比べて格段に難易度が高い採用活動です。採用担当者の負担は大きく、自社だけで理想的なエンジニアを採用することは容易ではありません。
エンジニア採用代行サービスを活用することで、専門知識を持つプロの支援を受けながら、効率的に優秀なエンジニアを採用できます。採用戦略の立案から母集団形成、候補者対応、内定者フォローまで、幅広い業務を委託できるため、採用担当者はコア業務に集中できるようになります。
本記事で紹介した20社の中から、自社に合ったエンジニア採用代行サービスを見つけ、優秀なエンジニアの確保につなげてください。